頭痛とは
「日常的に起こる頭痛」、「慢性頭痛」、「脳の病気に伴う危険な頭痛」に大別できます。
「慢性頭痛」で、脳の病変を伴わない頭痛は、緊張性頭痛、片頭痛、群発頭痛があります。
※緊張型頭痛は約20〜30%、片頭痛は人口の約8%にみられ、群発頭痛はまれです。
【症状・原因】
頭部が締め付けられるような痛みや、
ズキンズキンと拍動するようなつらい痛みを伴います。
「日常的に起こる頭痛」
風邪や二日酔いなどが原因の頭痛で、原因が解消されれば自然に治ります。
「慢性頭痛」(命には関わらないが、つらい頭痛)
緊張性頭痛:血管が収縮して起こる頭痛
頸・肩まわりの筋肉が持続的緊張によって循環障害;が起こることで頭痛を伴います。
長時間のデスクワーク・PC作業など同じ姿勢を続けたり、ストレスによって
無意識に肩まわりの筋肉が緊張することで起こります。
片頭痛:血管が拡張しておこる頭痛
女性に多く、拍動を伴って4時間から72時間持続する。三叉神経が、ストレスなどの
刺激を受けて血管を拡張する物質などを放出し、血管周囲の炎症が起こるという
説もあります。血管のまわりの神経を圧迫し、脈拍にあわせ、ズキンズキンと痛みが出ます。
群発頭痛:内頸動脈が何らかの原因で拡張して起こると考えられている頭痛
20〜40歳代の男性に多く、春先や秋口など季節の変わり目にはじまり、
一度痛みがあらわれると、毎日のように1〜2ヵ月ぐらい激しい頭痛を起こします。
「脳の病気に伴う頭痛(危険な頭痛)」
脳出血、脳腫瘍、髄膜炎、脳動脈乖離など他の病気が原因で頭痛が起きます。
これまで体験したことのない激しい頭痛、意識がもうろうとしたり、手足のしびれや
痙攣を伴う場合があります。
※このような症状がありましたら、すぐに病院へ受診してください。
【当院での治療】
来院される緊張性頭痛の根本原因を探ると、首の骨のゆがみにより
頸・肩まわりの筋肉の緊張が強くなっていることが多いです。
更には腰や骨盤のゆがみ、ストレスや自律神経の乱れが原因となり、
頭痛を引き起こすこともあります。
えびすコンディショニングオフィスでは、上記のような根本的原因を特定し
手技、鍼灸、特殊電気治療器を使い分け、丁寧に治療を行います。
不良姿勢で身体のバランスが崩れている場合は骨格・骨盤の調整、
筋膜リリースやはり治療を行い、筋肉の緊張を取り除きます。
治療後、症状が緩和してきましたら、ストレッチや体操をお伝えいたします。
改善されるまでに個人差はありますが、1回の治療で50%〜80%の方が改善されています。
しかし、症状の程度が重い方やご高齢の方、仕事などで頸肩に負担がかかる方など、
生活習慣や姿勢の状況により回復の時間は異なります。